メールを送信したあと、ものすごい後悔と期待感でずっと落ち着きませんでした。
とはいうものの、なんだかんだで好奇心旺盛なわたしはあの扉の向こう側が気になってしょうがなくなってしまっていたんだと思います。素質?十分です(^-^;)
何度も何度も画面をリロードしました。
お昼休みの時間だったせいか、10分程して返事が来たんです。
「唯さん、こんにちは。メッセージありがとうございました。こういうサイトには珍しく、とても丁寧な文章を書かれる方ですね。ぜひ一度お会いしてみたいと思うのですが、まずはお話からはじめませんか? Iより」
(わあ。。。!本当にお返事きちゃった。。。会う?そうよね、会うためのサイトだもんね。。。で、でも別にメル友だっていいんだし。。。)
と心の中で何度も言い訳をしました。
Iさんはとてもマメな人で、会う前に何度もメールのやりとりをしました。
後に思い出すと、初めての出会いがこのIさんのような紳士的な人でわたしは相当運がよかったんだと思います。後々少し怖い人に出会うことになりますが、それはまた別のときに。。。
Iさんの性格はいたって温厚で、こんな出会いが初めてのわたしは迷いながらもひとまず会うことをきめました。
出会い系サイトが初めてなわたし、身体をもてあましているわたし、不安でさみしいわたし、Iさんはひとつひとつ丁寧にやりとりをしてくれました。
そして、あるとき
「僕の奴隷になってみないかい?」
ととても刺激的なメールがきました(゜0゜;)
もちろんSM系の書き込みを見てわたしからメールをしたのだから、当然といえば当然の流れなんだけど、正直ちょっといじめられたい、くらいのM度合いだったので「ど、奴隷!?」とクラクラしたのを覚えてます。
しかも、この場合の奴隷とはつまり、、、性の奴隷。。。なわけであって。。。
一気にIさんへの不安感が高まりました。当たり前ですよね、二つ返事ではいはいとお答えすることはいくらわたしでもできません。
どんな返事を返してよいかわからず、しばらくたちました。
三日ほどしたころにIさんからメールがあったんです。
「こんにちは。あれから連絡がないけど元気にしていますか?もしかして、奴隷という言葉にびっくりされたのでしょうか?
心配しなくても大丈夫ですよ、お互い既婚者ですから家庭に支障がでるようなことはしませんし、あなたが嫌がることはもちろんしません。身体に傷が残るようなことはもってのほかですので、安心してください。私をご主人様、と慕ってくれればいいだけのことですよ。」
やわらかい文面でしたが、書いてある内容はさりげなく強烈でした。